22.06.07
24.03.25 更新
<AFC U-18 2021年度 GRAND PRIX受賞>バンタンデザイン研究所高等部 ファッション科3年 東京校 柴田琳莉さんにインタビュー【バンタンデザイン研究所高等部】
東京校
AFC U-18 2021年度 GRAND PRIX受賞!!
ファッション感度の高い、皆さんに質問です!
Q. DAIRIKU、kenichi.、aNANA tih sayim、kaoism(e)、old honey……
これらブランドの共通点は何でしょうか?
A. PARCOとVANTANが主催するファッションブランドコンテスト「Asia Fashion Collection」にてグランプリを獲得したブランドです!
数々のデザイナーを輩出してきた、パルコとバンタンによるAsia Fashion Collection(以下AFC)に、
中高生限定のファッションコンテスト「U-18」があるのをご存じですか?
<U-18 2021年度 優秀賞受賞 3体>
1.「Growth」長瀬 まいさん(アンファッションカレッジ):左
2.「趣味をはじめる」柴田 琳莉さん(バンタンデザイン研究所高等部 東京校):中央
3.「Neo Japonism」佐藤 陽真莉さん(岡山県立岡山南高等学校):右
2022年2月23日に行われた卒業修了制作展2022にて、最終審査結果が発表されました。
AFC U-18 2021年度グランプリに輝いたのは……、柴田 琳莉さん!!!!(バンタンデザイン研究所高等部 東京校)
今回は、5月20日にWEGO原宿竹下通り店にて行われたグランプリデザイナーによる「受注販売会」を記念して、柴田さんにインタビューしました。
――― 受注会がスタートしましたね。今の気持ちは?
「とても嬉しいです!WEGOは、オシャレな子たちがショッピングに来るイメージがあります。
作品を購入していただけるのは1名限定ですが、是非、間近で見ていってほしいです」
――― U-18に、応募したキッカケを教えて。
「2020年度も応募しましたが、残念ながら最終審査まで残れませんでした。なので、もう一回チャレンジしようと思って応募しました。迷いはありませんでしたね」
――― 募集テーマは『2022年あなたが着たいオリジナルスタイル』。柴田さんのテーマは?
「2022年に、自分が何をしたいかを考えたときに『釣りがしたい』と思いました。実際にこの服で釣りに行くと、
ピンクと紫なので、魚は逃げてしまうと思うんですが(笑)。新しいことに挑戦するときのワクワクした気持ちを表現しました」
――― コンセプトはどのように考えた?
「普段はあまりピンクと紫を使わないんですが、U-18と並行して、授業でアイドルグループに衣装を提案する産学協同プロジェクトがありました。
その影響はあったかもしれないです。デザインを考えるときは、いつも『気持ち』から発想することが多いです。
帽子は、赤ちゃんが被るようなデザインにして、新しいことを始めるときの初々しい気持ちを表しました。スカートの飾りには、釣りの疑似餌を使っています」
――― 参加して特に印象に残っていることは?
「2021年8月に、2泊3日の制作合宿を行ったこと。2次審査を通過した、3名のファイナリストデザイナーが参加しました。
合宿では、OGデザイナーの『aNANA tih sayim』宮下さん、『kaoism(e)』冨山さんと、講師2名が制作をサポートしてくれました。
恵比寿のホテルに泊まって、短期集中で朝から晩まで集中して服作りに向き合えました」
――― ライバル同士だけれど、合宿中、ピリピリはしていない?
「してないです(笑)!ふたりとも自分より年上ですし。クラスメイト以外にも、洋服を作ることが好きな同世代のデザイナーに会えて嬉しいです」
――― 振り返ってみて、大変だったことは?
「素材選び。ベストは釣り用の素材で、レースは、目の粗い生地と細かい生地とを合わせて強度を高めています」
――― 好きな授業は?
「全部!ひとつには、絞れないですが……『ソーイング』、『パターン』は、考えていることを形にできるので好き。
バンタンデザイン研究所高等部は、自由にモノを生み出せるスクールだから、全部勉強になります」
――― U-18に参加して、成長したと思うことは?
「自分が評価されるようなものを作っているんだ、という自覚が芽生えました。
また、審査員は、パルコ溝口さん、スタイリスト伊達めぐみさんなどファッション業界を支えてきた著名な人たちばかり。
そうした方々に評価していただけたことがとても嬉しいです」
<卒業後の展望は……>
――― 将来の目標は?
「芸人さんが大好きなので、漫才衣装やコスチュームデザインに関わりたい。芸人さんは全員!
尊敬していて好きなんですが、紙一重くらいの差で『コットン』さんが好きです」
――― 高校3年生ですが、残りの1年はどう過ごしたい?
「今年の4月から成人年齢が18歳になるので、気持ちのうえでも変化がありました。
技術や能力は未だまだだけれど、スクール以外でも頑張りたいし高校生っぽいことをして楽しみたい。
あとは、自分自身も、もっともっとオシャレを追求していきたいです」
――― 最後に、後輩たちにメッセージを。
「バンタンデザイン研究所高等部は、チャンスがいっぱいあるスクール。
なるべく、たくさんのイベントやコンテストに参加してみて。リーダーみたいな立場にならなくても、参加することにも大きな価値があります!」
柴田さんの今後のご活躍に、期待しています!
*受賞年度は異なります。