23.05.23 24.03.25 更新

ヘアメイク科・美容師科1年生&2年生が「22/23 AW」をテーマにシューティング。メンバーが表現するAWのビューティトレンドとは?【バンタンデザイン研究所 高等部】

東京校

ヘアメイク科・美容師科1年生&2年生が

「22/23 AW」をテーマにシューティング授業‼

 

バンタンデザイン研究所高等部では、ファッション・ビューティ業界で活躍するスキルを身につけるためのプログラムが充実しています。
 

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今回、レポートするのはヘアメイク科1年&2年生、美容師科1年&2年生が参加した合同撮影プロジェクト。学年や専攻を越えて、ランダムで12チームが編成されました。メンバーは、広告や雑誌を想定した「ビューティ」の撮影を行います。
 

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「実際の仕事を依頼された、という気概で取り組む」という観点から、遅刻2回、または欠席1回があったメンバーは、即チームから外れるという厳しいルールを設けています。
全体のテーマは「22/23 AWトレンドメイク」とし、メイクアップでは、何か一つ新しいコスメを使うことも課題です。
シューティングの模様を、ピックアップしてご紹介します。

<1.4班「ズルい女性」>
シースルーバングと、ウエット感のある目元が印象的な4班のヘアメイク。
 

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テーマは「ズルい女」。トップスにボウタイトップスをセレクトし、トレンドの表現にも注力しています。フォトグラファーさんが撮影した写真をモニターで見つめ……「モデルさんの髪を結んでみたらどう?」とメンバーにアドバイスするメイクアップアーティスト・TOKIKO講師。メンバーも、モニターを見つめて「髪を結んだ方が、メイクが際立ちますね」と意見を伝えます。撮影では、モニターに映し出された画像をチェックします。モデルさんの表情にとどまらず、左右の対称性、肌の映り、アイシャドウやリップの色の出方……すべてをトータルで見て、適宜修正しなくてはいけません。
 

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1班あたり30分のシューティングを終えて……ホッとした表情のメンバーたち。

 

――― メイクのポイントは?
星野さん「キャットラインと濡れたようなテクスチャーです。濡れた感じを表現するため、『BOBBI BROWN リュクス アイシャドウ ムーンストーン』を使っています」

 

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――― 撮影を終えた感想は?
星野さん「メイクの事前練習では、思うようにキャットラインが引けませんでしたが、今日は上手くいったのではないかと思います」
 

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また、ヘア担当・牧野さんは「ヘアもトレンドのウエット感を表現しています。メイクを引き立たせるためにストレートにしましたが、撮影後半でまとめたのも良かったです。ヘアとメイクのバランスを取るのが難しかったです」と話しつつも、手応えを感じている様子。
 

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<2. 11班「Handsome Mode」>
グリースでオールバックにし、ジェルでツヤを出したヘアスタイルと、「UZU EYE OPENING LINER DARK NAVY」を使ったネイビーのアイメイクが印象的。

 

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TOKIKO講師「パール感のある下地を使っている?首と顔の質感がケンカしているよ。首だけすごくリアルに映ってしまっているから修正して」と、アドバイス。
 

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フォトグラファーさんに「入ります」と声を掛け、即座にメイク修正に入ります。「頬の高い位置に、シャープにブラウンのチークを入れて。下手に入れると老けて見えてしまうので気を付けて」とTOKIKO講師。
 

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シューティングでは、その場での対応力が求められます。
 

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撮影を終えたヘア担当・入戸野さんは「撮影では、ヘアのアウトラインに毛が一本出てしまっていても目立つと感じました。今後も細かいところにも気をつけてヘアアレンジしたいです」。「特にリップラインが難しかったです」と、メイク・東さんも振り返ります。
 

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<3.6班 「Glossy」>
 

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6班は、光沢がある、ツヤ感があるという意味の「Glossy」がテーマ。「マットは一切使わず、ツヤ、グロウを全面に出したメイクです」と二田さん。アイメイクに「M・A・C リップガラス クリア」を使って、ウエット感を表現。
 

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撮影中、TOKIKO講師からも「モデルさんの肌、いいですね」とお褒めの言葉が。モデルさんの骨格を見極めてメイクしているチームは、総じて完成度が高いと言います。
こちらも無事に撮影終了し、笑顔がこぼれました。
 

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「シンプルに見えるスタイルですが、技術的に学びが多かったです。ヘアは、ハードジェルで固めてから、オイルでツヤを出し、ウエットなツヤ感を表現しました」と担当・新井さん。
 

また、メイク担当・二田さんは「目で見たモデルさんと、カメラに映る写真とでは、差があるということを痛感します。カメラを通して見ないとメイクの映り方が分からなかったですが、今後は映り方までイメージできるようになりたいです」と話します。

 

 

<4. 10班「Nonbinary Gender」>

「Nonbinary Gender」とは、自分で認識する性を、男性や女性と一義的に固定しない概念を指します。「テーマは、LUNASOLの広告で人気の高いアイシャドウパレット『LUNASOLアイカラーレーション EX27』を使っています」と、石井さん。
 

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撮影が始まると、他チームのメンバーも見学するほど、息をのむような美しさが表現されていきます。モデルは、バンタンデザイン研究所高等部・スケートボード&デザイン専攻在学中の渋谷さん。
 

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モニターに画像が映し出されると「おぉ~!」「キレイ……!」という声があがりました。
メイク担当・久木野さんは「トレンドカラーであるパープルをつかっています。また、肌はラメやパール感を感じる『シマー』で、ツヤ感のある肌です。モデルさんの力で、綺麗な仕上がりになりました」と満足そう。
 

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ヘアはグリースで固め、メンズの凛々しさが強調されないようにニュアンスのあるスタイルもこだわり。石井さんは「今回の作品で、特にヘアが難しかったです」と振り返ります。
 

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2班は、「Be yourself」をテーマに設定。「多様性」や「束縛されない」を表現するため、男性モデルと女性モデルを起用しました。
 

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メンズモデルには、台湾生まれのジェンダーレスメイクアップブランド「heme アイカラーパレット ミッドナイトグリーン」と「エレガンス ラズル アイカラー 28」を使い、ウィメンズのアイメイクは「遊染インクスマッジパレット / #F05海塩」のパープルで彩りました。
 

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メンバーからの注目度が高かった「パープル」、「ツヤ」、「ウエットな質感」は、2022/23AWのトレンドと言えそうです。最後に、ヘアを監修するハヤシルイ講師は「ビューティの撮影では、メイクが主役です。でも、メイクの邪魔をせずに、ニュアンスを出せるのがヘアの魅力。僕がモニターでチェックしているのは、光が当たっているところにツヤが出ているか、アウトライン(※ヘアの外側のライン)、シルエット、毛先がパサついていないか?

シューティングを見ていると、自分の作品を完成させるのに夢中で一歩ひいた視点で見えていないメンバーもいれば、全体が見えているメンバーもいます。

 

心に余裕を持ってのぞめると、修正もスピーディに対応できるので期待しています」とフィードバック。
 

現役のプロフェッショナル講師から、厳しくも真摯なアドバイスをいただいてブラッシュアップしていくことで、洗練されたセンスと実践的技術を習得できますね。
 

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